おばあちゃんのこと
まさか、あのときの食事が最後になると思わなかったし、
骨折で入院したおばあちゃんをお見舞いに行き、それが最後の会話になるなんて、想像もしていなかったから、かなりうろ覚えなのです。でも、忘れないようにどこかへメモしておきたいので、ココへ書いておこうと思います(BLOGの使い方としては間違っているかもしれないけど…^^;;)。
2日間ほど、出張で北九州へ行ったので(北九州へ行くことはめったにないのですが)、母を呼び出しておばあちゃんと食事へ行った。最後に行ったお店は、『一椿(ひとつばき)』というお店になった。八幡からは少し離れているので、ほとんど、車が無いときは行かない。しかし、この日は「思い切ってタクシー使って、行こうよ。」と母が提案し、私が店を予約した。おばあちゃんはここのランチなら、ほとんど残さないで食べてくれる。豆腐や野菜もちゃんと出るので、体にもいい。カウンター席であれば椅子で食べることができ、ゆったりしている。お勧めの店です。
おばあちゃんと食事へ行くのは結構大変だった。
・1人で支えるのが少し怖くなっていたので、2人で支える必要がある
・(母も私も)さほど北九州のお店に詳しくないので、ワンパターンになる
・しかも、寂れてきているのでよく行く店がつぶれたり…ということがよくある
・おばあちゃんは好き嫌いが激しい
・お座敷には座れない(座敷しか空いていない場合は行かない)
それにしても、どうしておばあちゃんとの思い出に食事を真っ先に上げるかというと
私はおばあちゃんとご飯を食べに行くのが好きだったからだ(いいものを食べさせてもらえるというりゆうもあるけど笑)。
そして、おばあちゃんは食べることが好きだった。
お土産を「美味しい」と言ってもらえるととても嬉しかった。
おばあちゃんは甘党で、ただ甘いだけではダメ。
これがまた、気に入ってもらえるかどうかが難関だったから。
両親が最後に食事をしたのは、八幡西区の『桜庵(さくらあん)』と言っていた。ここはお寿司の店だが、色々と小料理も出してくれる。八幡からはちょっと遠かったが、かなり板前さんが素敵なお店でおばあちゃんも好き(だと思う)なお店。
私もまた行きたいなぁ。
製鐵病院に骨折で入院したおばあちゃんを見舞いに、病院へ。このときは下関へ出張していた(これもレアケース)。
おばあちゃんはとにかく、家に帰りたいといっていた。
最初は息をするだけで骨が痛かったらしいが、当時はそこまではない、とのことだった。デイケアサービスの人が家に迎えに来たとき、おばあちゃんは玄関まで行こうとして転び骨折した。そのとき、おばあちゃんは玄関まで出れなかったのだが、デイケアサービスの人は電話で確認もせずにそのまま行ってしまったらしく、伯父がかなり怒っていた…といった、転んだときの話を聞かせてくれた。
また、レントゲンを撮る順番が来たので、それに付き添った。
4人部屋で、真正面に寝ていたお婆さんとも少し話をした。
私は出張で少し寄っただけだったので、あまり沢山話もしなかった…。
とにかく、明るく普通に喋っていた彼女をみて元気そうだなと安心して帰った。