赤ちゃん学を知っていますか?―ここまできた新常識 (新潮文庫) (2006/05) 産経新聞「新赤ちゃん学」取材班 商品詳細を見る |
なぜ人気があるのか、正直、出産・入院をするまで全くわからなかった。
(受付の方は冷たかったし、前もってほとんど教育的・指示的なものはなかったし・・・)
しかし退院後、以下のような点が私にはよかったと感じることができ
人気があるのも分かるような気がしていた。
・お産は自由でどんな格好で産んでもよく、助産師さんが適切にリードしてくれた。
・陣痛~産後2時間をLDR室で過ごすことができ、産後2時間ほとんどずっと赤ちゃんを胸に抱いたまま寝たままの状態でリラックスできた。
・魚中心の食事がどれも美味しかった。
・院内は静かで、殆ど干渉されず(何か異常がなければ悪露交換も自分で・・・)自由に過ごせた。
その一方で、産んだその日から朝から夜まで母子同室で、沐浴と乳児の検診時間以外は赤ちゃんと一緒なので殆どまとまって眠ることができなかった。しかも、4日間わが子は体重が減り続けていたのに全く人工乳を足されていなかった。
そして今回、この本を読んで「そうだったのか!!」と、やっとその意味が分かった。
出産後すぐに乳首を含ませる(30分以内!)ことや、とにかく根気強く頻回授乳をすること(当然、母子同室が望ましいということになるわけですね)で母乳の出がよくなるとのこと。
そして赤ちゃんは3日間、母乳の出が悪くても大丈夫なように「お弁当と水筒を持って」産まれてくるとのこと。
母乳に関することには多くの頁が割かれていて
その他、母乳のアトピー予防に対する有用性などなど、もっと早く知っておけばよかったかも…と思うことしきり。
でもまぁ、妊娠中は何かと眠くて新聞もろくに読んでなかったぐらいだし、今だって沢山は読めないもんだからね(産前産後休暇の1月~5月まで読み貯めていたものをブログにチョコチョコ書くぐらいで一杯)。ひたすら育児書を読んだりするよりも、気長に育児に向き合うにはこのぐらいのユルユル感がちょうどいいのだろうと思う。